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修士課程・専門職学位課程 2026年度4月生募集要項を公開しました

修士課程・専門職学位課程 2026年度4月生募集要項を公開しました

修士課程・専門職学位課程の募集要項を公開しました。

【教育学研究科 修士課程】2026年度4月生募集要項はこちらから

【教育実践研究科 専門職学位課程】2026年度4月生募集要項はこちらから

大学院での学修の進め方や出願までの流れなど、「職員との個別相談」にて、お話を伺いながらご案内させていただきます。第1回の入試に出願をご検討されている方は、202512月中に職員との個別相談をしていただくことをお勧めしています。

個別相談のお申し込みはこちらから

 

 

2025.11.08 博士後期課程 修士課程 就職 / 実績 / 活躍

教育学研究科 土岐玲奈准教授が静岡県袋井・森地区研修講師を務めました

20251021日、静岡県袋井市 袋井北コミュニティーセンターで行われた

袋井・森地区 生徒指導研究部研究部研修会 にて

地区内の市内公立小中学校教員約30名を対象に「不登校への支援・未然防止について」というテーマにて研修を行いました。

「教員の連携のためには、ケアする人のメンタルヘルスにも目を向ける必要がある」という話にほっとしたという感想も聞かれました。

星槎大学では、専任教員による研修講師派遣を積極的に行っております。

こんなテーマで研修ができないかというご要望も承りますので、お気軽にお問合せ下さい。

【講師プロフィール】

星槎大学 教育学研究科 准教授 土岐玲奈(とき れいな)
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科修了。博士(教育学)
専門分野/学校臨床学、教育相談、学びの場における支援
東京都教育委員会 不登校児童等の社会的自立へ向けた体験活動プログラム
日本通信教育学会副会長・理事

 

 

2025.11.08 専門職学位課程 就職 / 実績 / 活躍

阿部利彦教授の書籍「人的環境のユニバーサルデザイン 学級・職員室編」が発刊されました

20251029日 に、阿部利彦教授(星槎大学大学院 教育実践研究科)が編著をされた

人的環境のユニバーサルデザイン 学級・職員室編 東洋館出版社

が発刊されました。

客員研究員の上條大志先生が分担執筆者として参加されています。

人的環境のユニバーサルデザイン学級・職員室編

(出版社の書籍紹介ページへリンクします)

 

2025.11.02 修士課程 就職 / 実績 / 活躍

本学修士課程修了生の江川祥平さんが全国自治体病院学会の第63回全国自治体病院学会 in 群馬にてポスター発表を行いました。(2/2

【タイトル】
救急搬送患者のせん妄予防に向けた看護の挑戦~リスク検討から始める実践への一歩~

【概要】【目的】A病院は、地域医療の拠点病院であり二次救急の指定病院でもある。高齢化に伴い救急搬送患者の多くが、65歳以上で入院する患者も65歳以上の高齢者となっている。高齢者が緊急入院を経験すると、入院期間中に認知症の増悪やせん妄を発症し安全に医療を遂行するために身体拘束や、薬物を使わざる得ない状況が存在する。しかし高齢者への身体拘束や薬物の使用は、転倒リスク、廃用のリスクを高め、結果として入院期間の長期化や退院困難に繋がる。また身体拘束や鎮静剤による行動の制限は人権にも関わる重要な問題である。本研究では、救急搬送され入院した患者のせん妄発症の有無をデータ収集し、せん妄発症に関連する要因を検証し、せん妄発症予防・ケアの一助となる事を目的とした。
【方法】本研究は、データ検証型量的研究とした。A市立病院倫理審査委員会の承認(R07-3)を得たうえで傷病者引継書および患者の医師カルテ、看護記録より個人属性(性別、年齢、認知症の有無)、せん妄発症の有無、身体拘束の有無を情報収集し、傷病者引継書より疾病分類、入院の有無を情報収集した。収集データは、EZRVer1.54)を使用してロジスティック回帰分析で統計学的に分析を実施した。
【結果】基本属性をもとにせん妄の発症要因を検討した結果、男女ともに高齢であること(男性:オッズ比1.10、女性:1.07)および認知症の有無(男性:OR12.5、女性:OR32.0)がせん妄発症に有意に関連していることが明らかとなった。さらに、性別とせん妄発症の関係を分析したところ、男性に比べて女性の方がせん妄を発症するリスクがわずかに高い傾向にある(OR男性0.61OR女性0.65)ことが示された。疾病分類による統計解析では、男女ともにせん妄発症リスクを高める要因となる結果を得る事は出来なかった。一方で、男性では心疾患(OR0.3,pValue0.06)女性ではその他(OR0.4,p Value0.02)となり、他の疾患分類と比べてせん妄発症率が低い傾向にある事が分かった。結論:救急搬送患者のせん妄発症に関連する要因として、男女に共通して高齢である事(65歳以上)、認知症があることが明らかになった。また性別では、女性の方がせん妄発症傾向にある事が示された。疾病分類では、リスクを高める要因は明らかにならなかったが男性では心疾患、女性ではその他(熱中症、酩酊など)の場合には他の分類に比べてせん妄発症が低い傾向にある事が明らかになった。

当日プログラム等についてはこちらよりご覧ください。

 

2025.11.02 修士課程 就職 / 実績 / 活躍

本学修士課程修了生の江川祥平さんが全国自治体病院学会の第63回全国自治体病院学会 in 群馬にてポスター発表を行いました。(1/2

【タイトル】
救急外来におけるソーシャルワーク実践としてのインテークの実施~入院0日から始まる退院支援~

【概要】【目的】
本研究は、社会福祉士の資格を有する看護師が救急外来で実施したソーシャルワーク実践事例を分析することにより、A病院を含む地方都市病院における退院支援のあり方を考察するものである。あわせて、地域医療の中で看護師が専門職として果たし得る新たな役割を探る手がかりを示すことを目的とする。
【方法】
本研究は、事例を用いたケーススタディーとして実施した。A市立病院倫理審査委員会の承認(R07-2)を得た上で、研究協力候補者の家族に対して研究趣意書および同意書を郵送し、署名後に返送していただいた。署名の確認後に研究を開始した。収集したデータは、パスコード設定済みの端末にて処理し、個人情報が特定されないよう暗号化を行った。データは、患者カルテおよび救急搬送引継書を用いて収集した。結果:救急外来においてソーシャルワークとしてのインテークを実施したことにより、患者家族が抱える問題点を早期に明確化し、関係機関や関係部署への円滑な橋渡しが可能となった。また、A病院の退院支援部門である地域連携室による介入も、救急搬送の翌日から開始され、連携体制が機能した。さらに、インテークを通じて、患者本人のみならず、支援者である家族の不安にもアプローチし、ケアを実践することができた。これにより、両事例ともに先行研究で示される在院日数よりもはるかに短期間での退院が実現した。一方で、救急外来が稼働する夜間・休日・祝日においては、常に社会福祉士が配置されているわけではない。そのため、入院当日からの退院支援が必ずしも実施できるわけではないという課題がある。このことから、看護師の役割がより重要となり、社会福祉に関する知識の習得が看護師にも求められる実態が明らかとなった。
【結論】
本研究により、事例を通じて救急外来におけるソーシャルワーク実践の意義と有効性を検証することができた。しかし、地方都市病院の救急外来でソーシャルワークを実践するには、さまざまな課題が存在する。今後は、看護師教育の内容やカリキュラムの見直し・充実、ならびに組織としての支援体制の強化が重要となる。また、教育の在り方や救急外来におけるソーシャルワーク実践のモデル構築についても、さらなる検証が求められる。

当日プログラム等についてはこちらよりご覧ください。

 

2025.11.02 修士課程 専門職学位課程 一般向け講座

【大学院生インタビュー、入学・入試説明会】127日(日) 星槎大学・大学院オンラインオープンキャンパス開催

2025127日(日)に、星槎大学・大学院のオンラインオープンキャンパスを開催いたします!
学部や大学院の説明会のほか、学部の模擬授業や大学院生の声をお届けします。(大学院のプログラムは、第214501530となります。)
質疑応答の時間では、ブレイクアウトセッションで教職員がご質問に回答いたしますので、個別のご相談がある方もぜひご参加ください。

【日程】
2025
127日(日)
13
301610(入退場自由)

【プログラム】
13301335 開会挨拶
13351440 第1部 学部模擬授業、入学説明会
14501530 第2部 大学院生インタビュー、入学・入試説明会
15351610 第3部 質疑応答
※ご興味がある一部のプログラムのみでもご参加いただけます。
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オープンキャンパス 2.png

お申し込みはこちら
(終了後は録画配信を予定していますので、当日のご都合が合わない方もお申し込みください)

 

2025.11.02 博士後期課程 修士課程 専門職学位課程 就職 / 実績 / 活躍

一般社団法人日本LD学会 第34回大会で在学生・修了生が多数活躍

20251018日(土)・19日(日)の2日間にわたり、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、「一般社団法人日本LD学会第34回大会」が開催されました。

阿部利彦教授が大会長を務めた本大会は、「一人ひとり自分の学び方との出会いがそこにある -好奇心が伸びていく-」をテーマに、最新の研究や実践事例が数多く発表されました。

本学の在学生・修了生の皆さんも、それぞれの専門分野における知見を発表し、新たな視点を提供しました。多様な学びの支援分野において、本学の皆さんが社会で活躍されることを期待しています。
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修了生の皆さまのシンポジウム、ポスター発表等(詳細はテーマをクリックするとご覧いただけます)

   在学生・修了生氏名      テーマ     発表形式
松山綾子さん、照沼あずささん書字障害傾向を持つ大学生の学習支援についてポスター発表
松山綾子さん(企画・司会)、
江川ゆきさん、平田京子さん、工藤美賀子さん 、田中由華里さん(話題提供者)
荻野貴美子さん(指定討論者)
自主シンポジウム:発達特性が疑われる学生の実習支援について~ 看護および保育実習における学生支援~口頭発表
廣川久美子さん持続可能な発達支援・特別支援の連携 〜へき地・小規模地域、離島地域からの考察〜ポスター発表
中嶋章浩さん(企画・話題提供)
角田智美さん(話題提供・看護)、田中豊一さん(話題提供・保育)
阿部利彦教授(指定討論者)
憧れの職業に就くために取り組む実習授業と技術習得-発達障害のある学生の進路選択を考える-口頭発表

同大会の詳細は、一般社団法人日本LD学会第34回大会ホームページをご覧ください。

 

 

2025.10.31 専門職学位課程 就職 / 実績 / 活躍

本学専門職学位課程修了生の中嶋章浩さん(企画・話題提供)、角田智美さん(話題提供・看護)、田中豊一さん(話題提供・保育)、阿部利彦教授(指定討論者)が一般社団法人日本LD学会の第34回大会にて口頭発表を行いました。

【タイトル】
憧れの職業に就くために取り組む実習授業と技術習得-発達障害のある学生の進路選択を考える-


【概要】
日本LD学会第34回大会 自主シンポジウム:星槎大学大学院教育実践研究科の修了生が中心となりシンポジウムを企画・開催
 子供のなりたい職業ベスト10の女子では看護師・保育士・パティシエが毎年上位となっている。本シンポジウムでは看護・保育・調理製菓の教育機関の教員と送り出す側の高校の特別支援コーディネーターに話題提供いただき、障害のある学生の就職にも大きく関わってくる教育機関外での実習授業と専門技術の習得にフォーカスする。
送り出す側・受け入れる側、各々の抱える現状の課題とその支援、目指すべき方向を討議する。
企画・話題提供 調理製菓:中嶋章浩さん
話題提供:看護 角田智美さん、保育:田中豊一さん、指定討論者:阿部利彦教授

当日プログラム等についてはこちらよりご覧ください。

 

2025.10.31 専門職学位課程 就職 / 実績 / 活躍

廣川久美子さん(本学専門職学位課程修了生)が一般社団法人日本LD学会の第34回大会にてポスター発表を行いました。

【タイトル】
持続可能な発達支援・特別支援の連携 〜へき地・小規模地域、離島地域からの考察〜
【目的】
本研究は、社会的・人的リソースが乏しいへき地や離島においても、発達支援・特別支援の連携がどのように成立しているのかを明らかにし、持続可能な支援体制の在り方を探ることを目的とした。
【方法】
北海道内の3自治体(離島A町、先進地域B町・C町)を対象に、行政担当者6名への半構造化インタビューとフィールドノーツをテキストマイニングにより分析し、「System(制度)」「Spirits(支援者の思い)」「Tool(支援ツール)」の三観点から比較検討した。
【結果】
その結果、A町では制度整備が不十分ながらも、支援者の柔軟な対応や地域のつながりによって個別的な連携が可能であった。一方、B町・C町では、コーディネーターの配置や子育てファイルの活用が進み、属人化を防ぐ仕組みが機能していた。これらの分析を通して、制度・支援者・ツールの三要素を地域特性に応じて柔軟に運用すること、連携を担うつなぎ手の育成、そして支援ツールの当事者参加による改善が、持続可能な発達支援連携に不可欠であることが示唆された。

 

2025.10.24 専門職学位課程 就職 / 実績 / 活躍

本学専門職学位課程修了生の松山綾子さん(企画・司会)、話題提供者:江川ゆきさん、平田京子さん、工藤美賀子さん 、田中由華里さん、指定討論者:荻野貴美子さんが一般社団法人 日本LD学会の一般社団法人日本LD学会第34回大会にて口頭発表を行いました。

【タイトル】自主シンポジウム:発達特性が疑われる学生の実習支援について~ 看護および保育実習における学生支援~

【概要】【企画趣旨】
「発達特性が疑われる学生の実習支援について」松山綾子さん(東京経営短期大学、星槎大学)
資格取得を目的とする高等教育機関(保育・看護等)の実習においては実習日誌は必要不可欠である。また、時には指導計画案等の記述が実習生に要求されることもある。このような学生は実習先より指導が浸透しない、コミュニケーションが不足している、日誌が書けない等の指摘を受けることがある。
これらを踏まえ指導校教員または現場の実習指導者としての立場から、実習におけるLDもしくはそれらが疑われる学生の困りごとを共有化する。さらにその問題解決のために各指導者はどのような実習指導を行っているかを言語化することは、どのように環境整備を行うことが望ましいかなど、話題提供者の議論から示唆をいただくとともに、参加者からも積極的に討議にご参加いただける時間を持ちたい。

当日プログラム等についてはこちらよりご覧ください。

 

2025.09.24 一般向け講座

10/24 東京2025世界陸上を題材とした公開シンポジウム開催


星槎大学公開シンポジウム スポーツが創る共生社会
教育的レガシーの進化~「東京2025世界陸上」を題材に~

を以下の日時にて開催いたします。
どなたも無料でご参加頂けますので、ぜひご覧ください。

日時 20251024日 18:0019:00
会場 神奈川県横浜市中区日本大通り11番地 横浜情報文化センター5階(星槎大学大学院)
またはオンライン(ZOOM
参加費 無料

詳細・お申込みはこちら
教育的レガシーの進化~「東京2025世界陸上」を題材に~.pdf

 

2025.09.12 専門職学位課程 就職 / 実績 / 活躍

塩﨑由規さん(専門職学位課程在学生)が公益社団法人東京都柔道整復師会の第43回東京学術大会にて口頭発表を行いました。

【タイトル】 柔道整復施術所におけるABA活用と慢性疼痛リハビリテーションの新展望


【概要】
本研究は、柔道整復施術所における慢性疼痛リハビリテーションへの応用行動分析(ABA)の導入可能性を検討したものである。慢性疼痛は身体的要因に加え、回避行動や無活動などの行動学的要素が関与する複雑な症候群である。ABAABCモデル、強化、シェイピング、セルフマネジメントを整理し、柔道整復施術所の継続的接触や非医療的環境との親和性を確認した。さらに、N-of-1 trial を想定したシングルケースデザインにより、行動変容と疼痛推移を科学的に検証する枠組みを提示した。結果として、ABAは不適応行動の機能分析や望ましい行動習得の強化、セルフマネジメント促進に有効であることが示唆された。特に、施術所の親密性や継続性は患者の主体的行動再構築に寄与し、地域に根ざした慢性疼痛支援の拠点として新たな価値をもたらす可能性がある。

大会の概要はこちらからご覧ください。

 

2025.08.18 専門職学位課程 就職 / 実績 / 活躍

中嶋章浩さん(専門職学位課程修了生)が調理技術教育学会の第6回学術大会にて口頭発表を行いました。

 

【タイトル】 発達障害のある学生に対する調理実習における学習支援に関する質的研究

 

【概要】
本研究は、自閉症スペクトラム症(ASD)のある学生Yに対する調理実習における学習支援の効果を質的に検討したものである。Yは調理工程の理解に困難を示し、実習ノートを頻繁に参照する傾向があった。2年次より授業冒頭に料理写真を提示する支援を導入し、アンケートと半構造化インタビューを通じてSCAT分析を実施。その結果、写真提示が「見通しのある状況」を生み出し、工程理解の向上に寄与することが示唆された。ASDの特性に即した支援が、実習への適応と学習効果を高める可能性を示す。

 

大会概要はちらよりご覧ください。

 

2025.08.18 専門職学位課程 就職 / 実績 / 活躍

平田京子さん(専門職学位課程修了生)が一般社団法人日本看護学校協議会学会「2025年度地域・在宅で活躍する看護師、それを支える看護教育」にてポスター発表を行いました。

 

【タイトル】地域に貢献する看護師育成カリキュラムの課題と実践 第一報 ー臨地実習を通して対象地域を理解するためにー


【概要】
2022
年度から施行された保健師助産師看護師指定規則(以下、新カリキュラム)では、専門分野の「在宅看護論」が「地域・在宅看護論」に位置付けられ、単位数は6単位となった。新カリキュラムでは、地域で暮らす人々の理解とそこで行われる看護について学ぶことやコミュニケーション能力を強化していくことが求められている。自校においては、専門分野の「地域・在宅看護論」を学ぶ前に基礎分野に『地域と暮らしの演習』1単位30時間を新たに新設した。その科目の中で、学生達は、自己の居住地調査やボランティア活動に出る。新設科目での学びを学生たちが、臨地実習において、対象との関わりに、どの様に活かしていたのかを明らかにするために研究に取り組んだ。基礎看護学実習後に行ったアンケート調査にて、80%以上の学生が、対象とのコミュニケーションを図るに辺り、当該科目での学びを活かしていたことが明らかとなった。その中で、学生たちは、受け持ち患者の居住地域の状況や生活環境について関心があり、対象の退院後の生活に関しても思いを馳せていることが分かった。これらを通し学生たちは、患者の居住する地域社会の実情に関心があり、主体的に学びを活かし、実習においては、患者理解に繋がっていることが明らかとなった。

 

当日プログラムについてはこちらよりご覧ください。

 

2025.08.16  

【訃報】大隅心平教授(共生科学部・教育実践研究科)の逝去について

 

星槎大学 共生科学部 大学院 教育実践研究科 教授の
大隅心平(おおすみ しんぺい)先生が2025815日に亡くなられました。
享年74歳でした。

大隅先生は2017年教育実践研究科開設時より、専任教員として
学校経営・学級運営に関する科目のご担当のほか、入試委員長等を務められ
大変熱心に教育に関わる大学生、大学院生の指導に取り組まれていました。

星槎大学の教育・研究活動の発展に大変なご尽力をいただき
ここに生前のご功績に感謝するとともに、心より哀悼の意を表します。

以下のフォームにて、故人へのお悔やみのメッセージを募り、ご遺族へお伝えしたいと思います。
メッセージフォーム

受付期間:2025816日(土)~2025916日(火) 
 

2025.08.13 修士課程 就職 / 実績 / 活躍

大澤理恵さん(修士課程修了生)が公益財団法人 明治安田こころの健康財団2024年度研究助成成果報告会にて口頭発表を行いました。

 

【タイトル】 里子の受け入れが養育家庭の実子に与えた長期的影響―実子の家族観や社会観をどう変えたか―


【概要】
本研究の目的は、里子の受け入れが養育家庭の実子に与える長期的影響を、16歳以上の実子を対象とするインタビュー調査によって明らかにすることである。調査の結果からは、社会観については、実子にとって、現代社会の家族像には窮屈さがあり、多様な家族のあり方の一つである里親家庭が社会から十分に承認されず、理解されていない状況にあると感じていることが明らかになった。本研究結果から、改めて、里親は実子を家族という共同体の一員としてみるのではなく、「かけがえのない個」として尊重することの重要性を強調したい。

 

2025.08.13 専門職学位課程 就職 / 実績 / 活躍

松山綾子さん(専門職学位課程修了生)が「OMEP(世界幼児教育・保育機構)202577th World Assembly and Conference」にて口頭発表を行いました。

 

【タイトル】Why do children like ghosts? A simula[on of the terrifyingexperience based on Dont Wantto Go To Bed by Keiko Sena
(
邦題:なぜ子どもはお化けが好きなのか? ~恐怖体験とせなけいこの「ねないこだれだ」をもとに~)

 

【概要】
恐怖はかつて、生命の危機回避や生存の危険予測・判断する「認知システム」の一部として考えられていた(戸田1992)。しかし現代はホラー映画を見たり、怪談を聞いたりといった行動を通じて、人間が積極的に恐怖を楽しんでいる側面についても報告されている。
プリンツは「恐怖は基本感情ではなく「パニックと不安」を含む高次の感情カテゴリーである」と述べている(2004)。また、戸山田は恐怖から生じる感覚や感情こそが快感を与えるのだと説明する(2016年)。戸山田は、また恐怖がもたらす快感について「情動感覚そのものが一般的であるため、恐怖であると同時に快い興奮である可能性がある」とも述べている。このことから、「恐怖は本質的に快楽的である
」とも考えることができるため、現代における恐怖体験は冒険心や好奇心を刺激の一種であると考えられる。
このように恐怖は生存本能も刺激する一方、せなはおばけが登場する絵本「ねないこだれだ」について「おばけは怖いと同時に子どもたちに大変大人気がある」と述べている。以上のことから「ねないこだれだ」がベストセラーとなっているのは、恐怖の疑似体験が関与していると考えられる。

OMEP(世界幼児教育・保育機構)202577th World Assembly and Conferenceについては、こちらよりご覧ください。

当日プログラムについてはこちらよりご覧ください。(p85に松山綾子さんの記載があります。)